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音楽ありきが全てではないということ

  • 執筆者の写真:  Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
    Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
  • 2022年9月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年11月17日

長い夏が終わった。

そして休みのない夏休みとなった。


Prokofiev Violin concert No.2


Olivier先生はA.BergのコンチェルトでE線を切るほど鋭い運弓をし、

私達に19世紀の作曲家の作品のお手本を見せて下さった。

私は、音を勉強するだけでまだプロコフィエフオタクになれずにいる。

彼をよく知らない。


夏は1週間だけ日本に帰った。

21歳の愛猫が天国へ。

私はお骨をフランスに持ち帰った。

これからはどこへでも一緒。

でも、もう二度と猫と暮らさないと心に誓った。

私の愛する猫は彼女だけだから。


愛猫「よるちゃん」のひと月後には

仲良しだった「らんちゃん」も天使になった。

うちに来てくれてありがとう。

ただ、もう一度抱っこしたい、それだけ。

夜中や朝に悲しくて流す涙は彼女達のため。

親友であり、姉妹であり、子供であり、親であった小さな影。


フランスへ戻って2日後に南仏へ向かい、

オーガナイザーの別荘で4泊5日を過ごし、

最後の日はコンサート。

朝起きて、弾いて、寝る。

フランス語のみの毎日。

眩暈の日々。


それが終わるとほとんど手付かずだったプロコフィエフの譜読み。

悲しみと焦りの中でヴィニアフスキーのエチュードとバッハ。

9月13日は久しぶりに午後からのレッスンで22時前に終了。

ヴェルサイユに到着したのは23時を回っていた。

そしてOlivier先生の前でうまく弾けない理由が初めて分かった。

次回こそ。


今日はVISAの更新に頭を抱える。

明後日、日本へ帰る。


それから私はフランスで何がしたいのか、

真剣に考えなければいけない時期に入ったようだ。


毎週のミサの中で声を聞く。

「あなたがここにいる意味を考えなさい。」と。











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