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開く扉 使えない鍵
- Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
- 2022年7月19日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年7月30日
7月12日より一人暮らしをしている。
旦那さんは日本に短期間帰国した。
フランスは私にとって、初めから現実を見せつけられた場所で、嬉しいとか幸せとか、そんなポジティブな気持ちはゼロだった。この先私はどうやって生きていこうか、良い先生は見つかるだろうかとネガティブ一色、毎日が梅雨のようだった。おまけに旦那もフランス語はカタコト、ジャパニーズイングリッシュの夫婦。
20年も前、「音楽だけちゃんと出来ればあとはなんとかなるもんだよ」と仰られていたアメリカ帰りの大学の恩師の時と時代はかなり違う。
だって、、、なんとかならない。
それから月日は経ち、今は一人で居ても後ろめたさや不安感は80%減った。
言葉は幼稚園生だが、今夜もフランス人ご家庭にお邪魔する。ほんの少しづつ、状況は変化していくらしい。
私が使いたかった鍵は
引っ掛かるところのないスマートな鍵で、
優秀な人のようにすぐに結果を出すことだった。
でも鍵はなくても開く扉があると知った。
少し、待てば。
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