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進化の行く末
- Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
- 2023年6月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年10月4日

こちらに戻り20日目が過ぎようとしている。
3ヶ月振りの帰仏はいつも通りの、昨日もここに私達が居たような我が家の出迎えだった。
ぬいぐるみのピッピとポチは同じ場所に居た。
今回は時差ボケ中にリハをし、ボケが直らぬままコンサートだった。それにしても耳はだいぶ対応するのが早くなったようだ。
初夏というより夏の気配。
フランスの匂い。
近所の友人達とのビズ、片言の会話。
いつも通りのことに改めて感謝をする。
これは日本に帰国しても同じ。
言葉にならず、ただ深く感じる。
AI化が進み
SNSが益々蔓って
結果しか見ない世の中に
私は背を向ける。
孤立を感じたとしても
感情に振り回されることを尊いと思う。
日本の父母にフランスの匂いや温度を届ける為に私が何をするか、
帰国するしかその「本当」は伝わらない。
笑顔と私の声と私の気配で。
メディアの間違いは、SNSの間違いは、詰め込み教育の間違いは、そこにある。
更にそろばんをひくコメントを見ると吐き気がする。
人間は成長が遅く、感情と共に生きる。
私は作曲家の息吹はそこにあると信じられる。そして演奏家も右に同じく。
AIと会話、誰かに管理されたことと同じ。
特別な場合を除いて要領は成さない。
オリジナル、は存在しなくなり、
歴史が文学、絵画、音楽、更に数学まで作ったことを益々忘れていく。
性別と顔が違うだけのコピーに継ぐコピーをいくつ作れば
期待せずに人は満足出来るのか。
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