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術後11日目

  • 執筆者の写真:  Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
    Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
  • 2020年1月14日
  • 読了時間: 2分

Eric 医師が退院後は練習もしていいし、13日のレッスンは受けてもいいよ。

と仰有られていた、その言葉を信じて

シャルリエ先生宅へと向かった。

幸い、いつもは10時からなのだが今回は15時からだった。

Greve もある為、3時間をみて家を出る。

バス、電車、バスと乗り継ぎが必要だったが、10分に一本と公表されていたはずの13号線は行ってみると止まっていた。

これだから、フランスは。

寒く、お腹も冷えそうな中、超満員のバスに乗る。

久しぶりの先生宅。

先生はかなりテンション高く登場。

久しぶりだねえ!ボナネ~!

9月の怖い先生はどこにもいなくホッとした。 

12月後半からオーストラリア、一昨日までは中国で数々のコンサート、マスタークラスだったという。中国が寒くて風邪を引いてしまった、と咳をされていた。

そこから5時間、みっちりレッスンを受けた。私は2時間半耐えられた。

エチュード、バッハは次へ進み、ショーソンは私からもう一度やりたいとお願いした。

たかしのレッスン聴講中はソファーで横になってね、ふみこ、と先生。

22時、ファーストフードで軽い夕食を取り、自宅には23時近くに戻る。

お腹は張るし、ところどころ痛むし寒さからくる冷えなど不安になりつつ、目標は達成。

Eric 医師の仰る通りに出来た。

シャルリエ先生は術後にも関わらず大丈夫だよ、と言わんばかりに普通にレッスンをする。

この人たちの理由なき直線の自信はどこから来るんだろう。

悪い方に疑う余地もない。

私の手術なんて長い人生通り過ぎる一瞬の恐怖と痛みなのだ。 

それを励ますかのように、先生宅周辺のカフェのマダム、パン屋のご主人はちゃんと私達を覚えていてくれた。

先生と同じマンションのご住人はレッスン頑張ってね、と言ってくれた。

温かい。また、がんばらなきゃ。

ボナネ~!Bonne année !


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