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病気の理由が分かるはずもなく。

  • 執筆者の写真:  Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
    Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
  • 2019年8月30日
  • 読了時間: 1分

更新日:2021年4月13日


久しぶりの更新となる。

久しぶりのフランスとなった。

戻って来れて良かった。

今私はフランスの自宅にいる。

5月から3ヶ月に渡る日本滞在中

義母が天国に逝ってしまった。

私はそこから自身の病気を知ることになった。

義母からの宿題となった。

人一倍健康を気にしてきたはずの自分が病を抱える。

なんだか複雑だ。

病の理由を探す毎日だったが

「治すこと」

これが一番の目的。

だから理由は考えない。

誰のせいでもない。

親戚も母も姉も健康なのに私だけ劣性だっただけのこと。

もう子供は産めないかもしれない。

まだその選択もできないでいる。

ただただ世間様を羨ましく思う。

そういえば街の広告ってデリカシーのかけらもないや。

普通に恋して結婚して子供を授かって孫を抱いて。

それはスタンダードに見えてスタンダードではない。

Ce n'est pas normal !

診察後の看護師さんの優しさに涙が止まらなかった。

病院で涙は禁物、トイレットペーパーで涙を拭いた。

「誰のためでもないのよ、あなたの体が一番なのだから」

女性の優しさ、私には足りなかったのかもしれない。


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