Belle et heureuse année !!
- Fumiko MIKUNI HAMANO 三国富美子 浜野富美子
- 2018年1月15日
- 読了時間: 2分

akemashite omedetou gozaimasu.
あっという間に今年も15日が過ぎた。
今年の幕開けは日本にて。
家族総出でお正月の準備をした。
炭火で鯛の尾頭付きを父が焼いてくれた。
だが、すかさず母の
「あーあ、お父さん!!」お!と!うさんが正しい。
へっ?
海に泳いでいるように串に刺さないといけなかったらしい。
去年そうしたじゃないの!!
「パパ、そうなんだってさー、ママ怖いね。」
父と私は網に張り付いた鯛の皮を大事に鯛の身に戻しながらへへ、と笑った。

「今年はさー、荒波もなくて平和ってことで。波が穏やかっていうか」
お皿にのせた後も
ほら、鯛がべたってなってる!もう!と怒られた。
父と私は庭の南天の葉をお皿に敷き、さらにお腹の上にも飾ったのだった。
穏やかに平和が一番だって!
年始に日本で過ごすのは3年振り。
ちょうど時期が良かったのだろうか、
渡仏前の教え子、お母さまにお会いした。
私がフランスでしっちゃかめっちゃかな間に
彼の身長は170センチ、高校受験の時期を迎えていた。
幼稚園から私のレッスンを受けていた。
お母さんも見習うべきパワーの持ち主だったがそれにも負けず彼は頑張り屋さんだった。
・・・野球で表彰され、高校もそれをメインに。弓でなく、バット。
それはそうとジーンとしてしまった。
日に焼けた笑顔は私を励ましてくれるお守りとなった。
・・後日推薦に合格。お母さまからの朗報を頂いた。
お昼を挟んでもう一組、やはり大切な生徒さん親子にもお会いした。
羨ましい母娘。ご意志の強いお母さまが生徒さんだった。
前向きな彼女の姿は私の人生の曲がり角のたび、助けて下さっていた。
お嬢さんが小さかった頃、お部屋でお絵かきをする姿が可愛らしかった。
お会いするたび大きくなって今年は更にお姉さんになっていた。
元旦のご挨拶では
私よりも身長が伸び、フルサイズのバイオリンがぴったりの中学生になった生徒さんのお写真を、
成人式を迎え着物姿が私より数段お姉さんに見える生徒さんのお写真も頂く。
離れてしまったけれど、皆の報告が嬉しかった。
時間は経っている。
自分の歩みは遅く。
音楽が結んでくれている縁は奇跡だといつも思う。
溢れる感謝はまた私を支えてくれる。
年始早々
おめで鯛。
・・・へへ。
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